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二 神
6 神さまとはどういうお方ですか?
神さまは霊で、人間のようにからだを持ちません。神さまは宇宙のいちばん上のおかたで、この宇宙全体をお造りになったおかたです。
7 神さまは永遠であるとはどういう意味ですか?
神さまは永遠であるというのは、神さまには始めも終わりもなく、いつも、またいつまでもおいでになるという意味です。
8 神さまはどこにおいでになりますか?
神さまはどこにでもおいでになります。かみさまのおいでにならないところはありません。ですから私たちは、神さまから隠れることはできません。
9 神さまはどのくらい知恵がありますか?
神さまはなんでもくわしく、全部を知っています。私たちが心の中に隠していることも、私たちがやがてどうなるかということも、全部知っていらっしゃいます。神様が知らないということはただ一つもありません。
10 神さまはどのくらいの力がありますか?
神さまはなんでもできます。この宇宙を造ることもこわすことも、また人間を殺すこともいき返らせることもただひとことでおできになります。神さまに出来ないことは何もありません。
11 神さまのことを聖なるかたというのはどういう意味ですか?
神さまは聖であるという意味は、神さまはただ善だけを好まれ、悪はどんな小さいものでも、全くしりぞけられるということです。
12 神さまの正義とはどういう意味ですか?
神さまの正義とは、神さまは、善をほめ、悪を罰し、人間のどんな小さな善悪でも見のがされることはないという意味です。
13 神さまのいつくしみとはどういうことですか?
神さまのいつくしみとは、神さまはご自分のお造りになった人間をはじめ、この宇宙のすべてのものに、いつも心をかけておいでになるという意味です。
14 神さまの哀れみとはどういうことですか?
神さまの哀れみとは、神さまは罪が全くおきらいであるにもかかわらず、すべての人間の罪を赦して、またご自分のもとに帰らせようと、いつも思っていらっしゃることです。
15 神さまの真実とはどういうことですか?
神さまの真実とは、神さまのおっしゃることは、どんな小さいことにでも、決してまちがいはないということです。
16 神さまはいくつありますか?
神さまは、天にも地にも、ただひとりしかおいでになりません。
17 神さまが一つならなぜ、父、子、聖霊などというのですか?
父も子も聖霊もみな神さまですが、三つの神さまではなく、一つの神さまなので、父と子と聖霊は、それぞれ一つの神さまのペルソナといいます。ですから神さまは、三つのペルソナを持つ一つの神さまなのです。人間は一人に一つのペルソナしかありません。三つのペルソナをもつ一つの神さまを、三位一体といいます。
18 三位一体の神さまということは、難しすぎて、人間にはとてもわからないではありませんか?
そうです。これは人間の知恵では、最後まで決してわからないことです。けれども、神さまがそう教えてくださったのですからそのとおりに信じなければなりません。人間の知恵では決してわからなくても、神さまの教えとして信じなければならないことを、「信仰の奥義」といいます。信仰の奥義にはいろいろあります。
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